2019年2月22日金曜日

お客様からのお手紙



工事を担当させていただいたお客様からは時々こうしたお手紙や、
メールなどをいただきます。
 お客様に喜んでいただけるお仕事、ご信頼いただけるお仕事をするために、日夜自己を点検し、これでよいのか、もっと良いものが提供できるのではないか等と自問自答を繰り返しております。
あれもしてあげたい、これもしてあげたいと考えれば、考えるほど
休んでいる暇はないのだと自身に言い聞かせてお仕事をさせていただいている中、こうしたお手紙や、お電話、メールを頂くたびに、
これが、私たちにとっての一番の喜びであり、遣り甲斐なのだと
つくづく感じます。
 私たちが今在るのは、ご愛顧くださるお客様と、お客様の側に立って
本当に良いものを提供したいと考えて一緒にお仕事をしてくださる、
職人さんや、関係業者様のお陰です。
これからもそうした気持ちのいいメンバーとともに、お客様に喜んでいただけるお仕事をお届けできるよう、更に頑張ってまいりたいと思います。










2019年2月17日日曜日

嬉しいこと

今回はお仕事をしていて嬉しいことについて書いてみたいと
思います。
先日よりユニットバスと玄関ドアの工事をさせて頂いておりますが、
各お客様にも大変喜んでいただけました。
 そのことは勿論私にとっても何より嬉しいことですが、それと同じく
嬉しいことは、各業者様、職人さんたちがそれぞれお客様の気持ちを
考え、お客様の側に立って良い仕事をしくださっている事です。
 特に、リフォームなどのお仕事では多くの業種が絡み、その調整や段取り、施工となってくると、それぞれの考え、気持ちが共有されていることが重要です。
今回の工事でも、それぞれが相手の立場に立って、施工にあたって下さり、そうした人柄や、お仕事をお客様に喜んでいただけたことが私にとっても何よりの喜びとなりました。
作り付けの在来浴室です。
冬場は寒く、追い炊きなどもありませんでした。


自動洗浄機能が付いたノーリツユパティオに入れ替えさせて頂きました。
ご自宅にはお孫さんなどが来ることもありこれまではお風呂には入りたくないと言っていたそうですが、これならお孫さんもお風呂に入ってくれると、大変喜んで下さいました。
こちらは、去年外壁の塗装をご依頼いただき、その後に玄関ドアを
新たにご依頼いただいたお客様の工事です。
元々は、各金具などの劣化で開け閉めが大変で、ご相談いただきました。
木の温かみや質感がお好きなお客様で玄関ドアは
リクシル リシェントをお選びになられました。
開け閉めが非常に軽く、このデザインも気に入っていただけました。
施工は1日で完了、施工日当日は気温も低くかなり寒い一日でしたが、
責任者の方も作業員任せにすることなく、最後まで立ち会っていただき、お仕事に対する責任感の深さを感じました。

私たちのお仕事は様々な業種が絡み、その分多くの業者様や、職人さんとの協力の中で一つの仕事が完成します。
私たちにとって、お仕事をして利益を出すということは勿論大切な事ではありますが、
それ以上に大切なことは、お客様の側に立った視点と、人に喜んでいただきたい、
そのために良いお仕事をしたいという気持ちだと思います。

そうした気持ちを共有できる多くの方の援助や、協力があって私も弊社もお仕事をさせて頂くことが出来ているのだと、毎日感謝しております。



2019年2月11日月曜日

ビルトインコンロの洗浄について


今回はビルトインコンロの洗浄についてご紹介したいと思います。
先日、あるお客様からビルトインコンロの交換のお問い合わせがありました。
 お伺いして現状を見てみると長年による油や、焦げの付着が酷く、
火力の調節も思うようにできない状態でした。
ただ、よく点検してみるとまだ使用には問題が無いことが分かり、
洗浄をお勧めさせて頂きました。
元々レンジフードにはこのような油汚れが付着していました。
こうした汚れはふき取るだけでは中々落としにくくそのまま放置するとどんどん汚れが重なってしまいます。
そうした蓄積された汚れにはこのようなものを使ってみてください。
ホームセンターなどに行くとこのようなスクレーパーというものが売っています。
スクレーパーの刃を立てないようにして下地に傷がつかないようにこそげ落としていきます。重なった油汚れがびっくりするほど簡単に落ちていきます。
ガスレンジも同じようにスクレーパーを使って油汚れや、焦げを落としていきます。
汚れの除去中です。
コーナーやレンジ台と火付け代の付け根などはこのような硬めのブラシを
使います。
これもホームセンターなどに行けばおいています。
洗浄中です。
こういった部分の汚れに使用します。
火付け台の火力制御装置です。
〇の部分に焦げが付着すると火力に調整がうまくいかなくなりますので、
この部分の焦げもスクレーパでこそげ取ります。
このようにだんだん綺麗になっていきます。
尚、ガス代に付着した油汚れや、焦げなどをスクレーパーで書きとる場合
前もって洗浄剤を全体に多めに塗布しておきます。
オレンジオイルが入ったもので、業務用ですがこれもホームセンターなどで
売っているものです。
因みにこの洗剤はシールのノリを剥したり、様々な汚れを落とすことが出来ます。
ある程度落としたら、新聞紙で汚れた油と、洗浄剤などをふき取り、数度繰り返します。
最後は布巾などで綺麗にふき取りをします。
この時に再度洗浄剤を使ってふき取ると仕上がりも綺麗になります。
付属品の洗浄にはこのような洗剤をお使いください。
これもホームセンターで簡単に手に入るものです。
洗剤を少し多めにバケツに入れ、お湯を足してその中に浸しながら洗うと綺麗になります。
火口の洗浄後です。
魚の排気部分のカバーも同じように洗浄していきます。
このよう綺麗に汚れが落ちていきます。
一緒にパネル廻りもオレンジオイルの洗浄剤と、マイペットを使用すれば簡単に綺麗になります。

長年溜まった油で汚れていたレンジフードはこのように綺麗になりました。
コンロとその周りもこの通りです。
最後に火力調整などの点検をして完了です。


今回ビルトインコンロの交換をご依頼いただいたお客様は、汚れによる見た目も気にされていましたが、火力調整がうまくできないことで交換をお考えでした。
お客様が単に新しいものにしたいということが理由であれば、その通りに新商品のご提案をさせて頂いておりましたが、お話をお聞きすると、汚れと、火力調整の不調が一番の理由ということが分かり、点検をしてみると洗浄でそうした問題は解消できると考えそのようにご提案させて頂きました。
私たちのお仕事は、お客様のお話をお聞きすることから始まります。
お客様が何を気にされ、ご心配に思い、問題とされているのか。
そうしたことをお伺いしてそういった様々なご心配や、気にされていることを専門的な立場から一番合ったご提案をする事が私たち業者側に必要な事ではないでしょうか。























2019年2月9日土曜日

雨漏りについて 2



本日、雪が降るとの予報だったため、雨漏りでお困りのお客様のおうちの補修を急ピッチで施工させて頂きました。
入念な調査と、問題個所の補修を実施してきたため、大丈夫とは思いつつも、夜半過ぎの雨の音で目が覚め、気になって眠れず朝お客様のお家に行って状態を点検してきました。




これは窓の下にある水切りというものです。
雨が降るとかなりの水が廻り黄色い〇の部分からも多量の水が出てくる状態でした。

こちらは1階キッチンの換気フードですが黄色の〇のか所から水が出ている状態です。

本日8時の屋根の状態です。

昨日補修した個所の点検をさせて頂きました。

別のお客様の点検です。
 まだ雪が降っており屋根にも水がある状態でしたが水切り部分の出水はありません。
換気フードの取り付け部分から出ていた水もしっかり止まっていました。

雨漏りの補修では100%ということが中々できないものです。
このため根気よく、細かな調査と問題個所の特定及び、適切な補修を
することが大切で、何度経験しても全く同じケースということは
ほとんどありません。
また、雨漏りの補修をした場合、その補修が適切だったか、雨漏りは止まったかということについて、その確認をすることが絶対条件となります。
 今回、補修の後に雪が降り実際の天候の条件のもとでの点検が出来たことも良かったと思います。
 各お客様には点検の結果などをご報告させて頂きました。
お客様の「よかったわ」という安心の声を聞けたことが私にとっても
大きな喜びとなりました。
私たちのお仕事は施工をしてお客様にお戻しした瞬間から大きな責任が伴ってくるものだと思います。
これからも、一つひとつの施工を大切にして、その結果にも責任をもってお客様に安心して頂けるような会社としてあり続けるために、
精いっぱい勉強し、経験し、良い施工をして参りたいと思っております。

2019年2月8日金曜日

雨漏りについて

         今回は雨漏りの補修についてです。
現在工事進行中のお客様のもとに工事前の御打合せで伺った際、
お部屋の中に雨漏りがするといったお話をお聞きしました。
早速、入念に調査をしてみると、問題と思われる箇所がいくつか
確認できました。
この写真では特に間だった異常はなさそうですが、

サーモグラフィーで撮影すると下地に水が廻っていることを示す
表面温度の変化が見られました。
〇で囲った部分には水を含んでいることを示しています。
こちらの写真も同じです
天井や壁にはかなりの水分の滞留が確認されます。


建物の雨漏りの調査と問題個所の特定とその補修には経験と丹念さが必要で、一つ一つその問題個所を特定し補修していかなければなりません。
 お客様はご自身でも雨漏りの補修のために工事をご依頼になったことがあったようでしたが、それでも雨漏りが収まらずお困りになっていました。
調査をしていくと、その原因がだんだんと分かってきました。
原因は大きく2つ。
増築の際に施工した部分んの止水処理と施工の問題が一つ
築年数の経過によって屋根にある排水溝の劣化と、止水処理の不備にありました。
調査時の各お客様のお家の屋根の状態です。


雨漏りの補修をされたお客様のお家の排水溝の補強は写真のような施工でした。
屋根から立ち上がっている波板にその上から改修ドレンというものを設置し、その上から防水を施工した状態です。
大工さんにこの部分を剥してもらい、施工を確認すると、すぐに問題が分かりました。
写真の白い部分が改修ドレンというものですがその施工法はしっかりしたものではなく、
単に上から張り付けてその上から防水をしただけのものでした。
散水調査を繰り返すと排水溝裏側からは写真のように簡単に水が浸入してきました。
 写真の丸の部分は改修ドレンを施工した際に使用した接着剤ですが、これは単なるシリコンで本来防水の際に改修ドレンを施工するために使用するものではありません。
これが元々設置されていた改修ドレンの裏側です。
接着剤としてシリコンが使われている事、その接着剤の施工方法もいい加減なものでした。
裏側は目視での調査が出来ないので専用の機器によって問題個所を特定していきます。
更に細かく調査をしていくと他の部分でも問題が確認されました。
 下地の木材は丸の部分のように水が廻る状態です。
幸い腐食は無いものの根本は水分を含み写真のような状態です。
お客様には細かく問題箇所のご説明と、この問題を解消するための方法を提案させて頂き
本来の改修ドレンの施工及び、防水による補修を施工させていただくことにしました。
こちらが新しい改修ドレンです。
 
改修ドレンと防水材を協力に密着させるために改修ドレンの裏側にプライマーを塗布します。 

建物側にも同じくプライマーを塗布していきます。
ハンマーでたたいて下地の形に合わせて形成していきます。
この形成が不十分だとすぐに剥がれたり空洞が出来て密着が悪くなります。
 改修ドレンの裏側に防水用のシール材を塗布し
建物側にも同じように防水材を塗布し
 更にたたいて脇から出てくる防水材を馴らし、隙間があれば防水材で埋めていきます。
改修ドレンの本来の設置方法です。
改修ドレンと設置物の間には本来は空洞や隙間が無い状態にすることが正しい施工法であり写真よような状態でなければなりません。
改修ドレン設置後の段差を無くし、水はけをよくするために専用の調整材で左官仕上げをして防水前の下地を作ります。


私たちのお仕事は単に見た目を綺麗にしたり、古いものから新しいものにお取替えしてお客様に喜んでいただくことではありません。
問題があればその問題を根気よく調査を繰り返して特定し、お客様の大切にされている建物や場所を、長く安心してお住まいになっていただくために見えなくなってしまう部分の施工をどれだけ入念に、細かく施工出来るかといった所にあると思います。

リフォームや塗装、雨漏りの補修など私たちのお仕事の評価が現れるのは
3年5年後、あるいは10年後になって始めて本当に分かってくるものです。
それだからこそ、施工をする側の私達には大きな責任があるのだと思っております。
今回のケースでも考えさせられることが多くありましたが、私たちは
本当にお客様に喜んでいただくためのお仕事が何かを
考え続けなければならないと改めて思いました。