2019年2月11日月曜日

ビルトインコンロの洗浄について


今回はビルトインコンロの洗浄についてご紹介したいと思います。
先日、あるお客様からビルトインコンロの交換のお問い合わせがありました。
 お伺いして現状を見てみると長年による油や、焦げの付着が酷く、
火力の調節も思うようにできない状態でした。
ただ、よく点検してみるとまだ使用には問題が無いことが分かり、
洗浄をお勧めさせて頂きました。
元々レンジフードにはこのような油汚れが付着していました。
こうした汚れはふき取るだけでは中々落としにくくそのまま放置するとどんどん汚れが重なってしまいます。
そうした蓄積された汚れにはこのようなものを使ってみてください。
ホームセンターなどに行くとこのようなスクレーパーというものが売っています。
スクレーパーの刃を立てないようにして下地に傷がつかないようにこそげ落としていきます。重なった油汚れがびっくりするほど簡単に落ちていきます。
ガスレンジも同じようにスクレーパーを使って油汚れや、焦げを落としていきます。
汚れの除去中です。
コーナーやレンジ台と火付け代の付け根などはこのような硬めのブラシを
使います。
これもホームセンターなどに行けばおいています。
洗浄中です。
こういった部分の汚れに使用します。
火付け台の火力制御装置です。
〇の部分に焦げが付着すると火力に調整がうまくいかなくなりますので、
この部分の焦げもスクレーパでこそげ取ります。
このようにだんだん綺麗になっていきます。
尚、ガス代に付着した油汚れや、焦げなどをスクレーパーで書きとる場合
前もって洗浄剤を全体に多めに塗布しておきます。
オレンジオイルが入ったもので、業務用ですがこれもホームセンターなどで
売っているものです。
因みにこの洗剤はシールのノリを剥したり、様々な汚れを落とすことが出来ます。
ある程度落としたら、新聞紙で汚れた油と、洗浄剤などをふき取り、数度繰り返します。
最後は布巾などで綺麗にふき取りをします。
この時に再度洗浄剤を使ってふき取ると仕上がりも綺麗になります。
付属品の洗浄にはこのような洗剤をお使いください。
これもホームセンターで簡単に手に入るものです。
洗剤を少し多めにバケツに入れ、お湯を足してその中に浸しながら洗うと綺麗になります。
火口の洗浄後です。
魚の排気部分のカバーも同じように洗浄していきます。
このよう綺麗に汚れが落ちていきます。
一緒にパネル廻りもオレンジオイルの洗浄剤と、マイペットを使用すれば簡単に綺麗になります。

長年溜まった油で汚れていたレンジフードはこのように綺麗になりました。
コンロとその周りもこの通りです。
最後に火力調整などの点検をして完了です。


今回ビルトインコンロの交換をご依頼いただいたお客様は、汚れによる見た目も気にされていましたが、火力調整がうまくできないことで交換をお考えでした。
お客様が単に新しいものにしたいということが理由であれば、その通りに新商品のご提案をさせて頂いておりましたが、お話をお聞きすると、汚れと、火力調整の不調が一番の理由ということが分かり、点検をしてみると洗浄でそうした問題は解消できると考えそのようにご提案させて頂きました。
私たちのお仕事は、お客様のお話をお聞きすることから始まります。
お客様が何を気にされ、ご心配に思い、問題とされているのか。
そうしたことをお伺いしてそういった様々なご心配や、気にされていることを専門的な立場から一番合ったご提案をする事が私たち業者側に必要な事ではないでしょうか。