2019年3月10日日曜日

屋根の塗装別表面温度の比較について


今回は屋根の塗装種別の表面温度の比較についてご紹介したいと思います。
こちらは3月初めに調査にお伺いしたお客様の屋根のサーモグラフィーデータ
です。
最も高い部分では3月というのに57.9℃を示しています。

上記写真の原画像です。
一般的なコロニアルと言われる屋根です。

こちらは塗装後それほど経過していない屋根です。
表面温度は58℃を示しています。
こちらも同じ日に撮影したものです。

上記写真の原画像です。
3月というこの時期でも屋根の表面温度は50℃を超え、60℃にも
迫る高温になります。
真夏の猛暑時では、コロニアルでは90℃以上、金属屋根では100℃を
超える高温となります。

次に塗装別の表面温度の比較をしてみましたので、ご紹介いたします。

こちらは遮熱塗装を施した金属屋根の表面温度のデータです。
黄色い矢印の先は遮熱塗料による施工。
赤い矢印の先は遮熱機能にない塗料による施工後です。
色による反射率の違いを無くすために同系の色を使いました。

遮熱塗料で施工した部分は5.7℃
遮熱機能のない塗料で施工した部分は13℃
その差は7.3℃です。
こちらは2月に撮影したコロニアルの屋根です。

表面温度は44.7℃です。

こちらの写真は遮断熱機能のあるオプティマス塗料によって施工したお客様の屋根の写真です。
上記写真と同じ日、同じ面、同じ時間帯に撮影したものです。

表面温度は15.9℃を示しています。
上記掲載の屋根の表面温度との差は
28.8℃もの差がありました。
近年の異常気象によって真夏の猛暑ではお家にこもる熱気にお困りになられているお客様が多くいらっしゃいます。
私たちはどんなに機能が高い塗料が開発され、メーカー様から頂くカタログ上のデータが良いものであっても、まず私自身がそのデータを
実感できなければお客様にご提案できないと考えております。
 このため、時間を見つけてはお家の構造を調べたり、こうしたデータを取って日夜実験をしております。
 私たちは、各塗装、塗料についてもお客様とお客様の大切なお家にとって、本当に良いものをご提供したいと考えております。
単に、遮熱塗装、断熱塗装と言っても施工側がその機能の度合いを知らなければお客様にとってはその機能についてお伝え出来ません。
 お客様からお預かりする大切なお家の工事を担当するものとして今後も私たちの言葉として丁寧にお伝えできる会社でありたいと考えております。