細かな調査の後、お客様にお家の状態などをご説明させて頂いている中で、色々なお話をお伺いしました。
このところ、飛び込みで何社もの訪問業者がお客様の元を訪れ、
外壁の劣化が進んでいるため、塗り替えをした方がいいと営業に来るそうです。
ほとんどの業者は、単に劣化しているから、塗り替えをした方がいいと
いうそうです。
そんな話を、お客様と話している際にこのお客様が言われたことに、
心から感じ入ってしまいました。
「今は、何でも新しいもの新しいものという世の中になってしまい、
古くからあるものを、大切にするという考えがなくなってしまった。」
外壁の色は、お客様が、奥様と大変悩んだ末にとても気に入って決めたものでした。
それだけに思い入れがあり、この外壁を塗装で塗りつぶしてしまいたくない、と旦那様が言われた後、奥様が一言 ポツリ と言われました。
「古くはなっていてもとても気に入っているのでこの外壁の色を残しておきたい」と、、、
この言葉をお聞きしたとき、私たちは、お客様の大切にされている
思い入れや、価値観を共有したうえで初めて本当にお客様の側に立った
お仕事が出来るのではないか。
単に、良いものだから進める、古くなったから新しくするというのではなく、本当にお客様がそれを望んでいるのか、このことを十分お聞きし、理解した上で、様々な提案をすることが、ご信頼を頂いてお客様のお家を担当させて頂く私たちの責任なのではないか。
そんなことを改めて考えさせられました。
何となく、心が洗われるようなお客様の一言がとても嬉しい一日でした。
現在、PM10時30分
私のお仕事はまだまだ終わりそうもありません。