今回は遮熱塗装についてのデータを解析してみました。
真夏のコロニアル屋根の表面温度は、80℃~90℃以上になります。
この時は10月ですが通常のコロニアル屋根の表面温度は、60℃に達していました。
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10月中旬に撮影したコロニアルの屋根です。 |
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サーモグラフィーカメラで撮影した写真を解析すると低いところで54℃ 高いところでは61℃を示しています。
こちらは サーモアイsi を同時期に施工したコロニアル屋根です。
表面温度は最も高温の所で40.9℃ 、低いところでは35.8℃です。 サーモアイは遮熱塗料として遮熱異性に高い機能を持った塗料です。 通常のコロニアル屋根の表面温度の差は約20℃程度も違います。
こちらは遮熱断熱機能を持ったオプティマスを塗装した屋根です。 屋根はこの時はまだ施工中で、中塗り段階です。 赤い部分は塗り重ね部分を示しています。
解析していくと表面温度は最も高いところで32.8℃、低いところでは 28.4℃を示しています。 上の写真で赤く囲った部分の表面温度は28.4℃です。 この時は中塗り段階なので、この後上塗りをかけて膜厚が増すと 全体が赤く囲った部分の表面温度になると考えられます。 通常のコロニアル屋根の表面温度との差は、約30℃もの開きがあります。
建物の屋根裏は熱気と、湿気が最も滞留する場所です。 そうした熱気や湿気は外壁内部を伝ってお家の中の温度を高くし、 蒸し暑い湿った空気がお部屋の中にこもり、夏では冷房効果を著しく低くする要因となっています。屋根裏に滞留する熱気の温度と、室内の冷房による冷気の温度差が高いほど 屋根裏や、外壁下地内部に結露ができやすくなり、カビや下地木材などを痛める原因となります。こうした問題の解消のためにも、屋根や、外壁の遮熱、断熱機能を高めてあげることはお客様のお家を快適にし、より長く大切なお家を守るために重要なのです。
私たちはお客様の工事を施工させて頂く中で、こうしたデータの解析なども こまめに行っています。 お客様にお勧めする塗装、塗料、工事がどんな機能を持ち、 どれだけの効果、機能をを持ったものなのかをまず、私たち施工側が 実感として知っていなければならないと考えるからです。
今回は 遮熱塗料のサーモアイsi 遮熱断熱塗料の オプティマスについて 実際にどれだけの遮熱性能があるかをご紹介させて頂きました。 (撮影は同時期で同じ環境、日当たり箇所を撮影しました)
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